アイキャッチ画像引用元:msyさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
意外と思われるかもしれませんがアクアには、フォグランプが標準装備されていません。そのためフォグランプを取付ける場合、新車購入時にオプション選択する必要があります。
フォグランプには、「ハロゲンタイプ」と「LEDタイプ」の2種類のフォグランプが用意され、ユーザーは好みに応じて選ぶことが可能です。
光源が異なるとカスタム手法も変わってきますので、今回はカスタムついて解説していきます。
内藤
しかも純正と同じようにしたいというので、参考に出来ないかとおもいまして。
島田
内藤
島田
初代NHP10型アクアは、2011年に登場し、2021年まで販売されたロングセラーモデルです。
途中2回の大幅なマイナーチェンジが行われ、2011年12月から2014年11月生産までが前期モデル、2014年12月から2017年5月生産までを中期モデル、そして2017年6月から2021年6月までが後期モデルです。
どのモデルもフォグランプの設定がありますが、標準装備でなかったのがアクアの特徴で、それぞれのモデルでもフォグランプに違いがあります。
違いを見ていくと、前期モデルでは、H16ハロゲンバルブしか用意がありませんでしたが、中期モデルではLEDもしくはH16ハロゲンバルブを選べました。(ただしG’zはLEDのみ)
そして、後期になると、ハロゲンバルブの設定がなくなり、フォグランプを選ぶとLEDのみとなっていました。
内藤
島田
内藤
島田
アクアが登場した2011年には、ホンダフィットがコンパクトカーで高い人気でした。
しかもフィットは2010年からハイブリッド車を導入しており、それに対抗するためにはフィットより魅力ある価格であることが重要であったと考えられます。
2011年といえば、東日本大震災が発生した年でもあり、ガソリン供給が滞ったことから、ハイブリッド車の必要性が高まった時期でした。
そこに世界トップの低燃費(2011年11月時点)で登場したアクアはたちまち人気となりました。
しかも価格が、すべてのグレードで200万円以下と、非常に手ごろな価格で販売されました。その理由の一つは、装備品の簡素化にあります。
ユーザーのニーズに合わせたオプション設定を、7つのパッケージオプションとして用意するなど、本当に必要な装備を自分で装着して購入する方法が取られました。
その中にはフォグランプも含まれており、フォグランプは単体で選ぶほか、LEDヘッドランプパッケージとして選ぶようになっていました。
フォグランプは、装着していても一度も点灯したことがない方もいるなど、絶対に必要な装備ではありません。
そのため、必要な方だけが選べる方法を取ることで、ユーザーが好みのクルマにして購入できるのがアクアでした。
この方法により、車両本体価格を安くできていたといえます。
内藤
島田
フォグランプを装備したい場合は、GRアクアを除いてオプションを選択する必要があります。
用意されているフォグランプは、H16ハロゲンバルブを使用したフォグランプと、LEDフォグランプの2種類が用意されています。
H16タイプのハロゲンバルブをHIDやLED化するときの注意点
LEDフォグランプの場合は、LEDヘッドランプパッケージを選ばなければならず、オプション価格が税込み10万8,000円とかなり高額となっています。逆にハロゲンフォグランプは2万9,700円と手頃なため手が出しやすいオプションとして人気を集めています。
また、GRアクアは専用LEDフォグランプが標準装備されています。標準モデルとはフロントバンパー形状が異なるので、フォグランプ形状も丸型(標準モデル)から角型に変わっているのが特徴です。
内藤
島田
まあ、地域やディーラーによっても差があるだろうけどね。
フォグランプの位置にLEDアクセントイルミネーションが装着出来るオプションがあります。
見た目、フォグランプのように見えますが、イルミネーションなので周りを照らすような明るさはありません。しかし、スモールランプに連動してエメラルドグリーンに輝く光は、アクアをスポーティーに演出します。
イルミネーションのため昼間に点灯してもあまり目立ちませんが、夜間の点灯はかなりの存在感を見せるので、ドレスアップアイテムとして人気のあるパーツの一つです。
内藤
島田
でも、フォグランプの位置に取り付けられるといっても、イルミネーションだからフォグランプとは目的が違う事を理解しとかないとね。
内藤
島田
内藤
島田
ハロゲン仕様車は、H16バルブを使用しているので、アフターパーツのLEDバルブを装着して明るくすることも、色を変えることも可能です。
H16の記事についてはこちらをご参考ください。
例えば、日本ライティングから販売されている2色切り替えモデルはH16バルブも対応なので、アクアのフォグランプを天候や気分に合わせて白色と黄色の2色切り替えで個性を出すことが可能です。
もちろん、純正より明るいLEDイエローバルブを装着すれば、悪天候時も視界を確保できるので、安全走行に役に立つでしょう。
フォグランプをオプションで装備していない車両でも、フォグランプを純正のように装備させることが出来ます。
ディーラーからオプションパーツをキットで購入してフォグランプを取りつけしてもらうことも可能ですが、アフターパーツとして様々なメーカーからアクア用フォグランプキットも販売されています。
フォグランプキットは、フォグランプユニット、リレーハーネス、フォグランプベゼルそしてスイッチから構成されていますが、前期モデルと後期モデルとで商品構成が異なるので購入する際は年式に注意が必要です。
また、純正品をディーラーなどで購入すれば、フォグランプスイッチ用配線がステアリングコラムまで来ているので、ライトレバーもフォグランプスイッチ付きを購入すると、純正のように点灯させられます。
ただ、ライトレバーを交換して取り付けるので、取り付けスキルが高くなければ難しく、DIYでの取り付けは一般には難しいでしょう。
HIDキットは、ヘッドライトを中心に販売されている商品ですが、フォグランプにもバルブの規格が合えば取り付けが可能です。しかし、どんなフォグランプにもHIDキットが取り付けられるわけではありません。
今まで一般的だったハロゲンバルブは、フィラメントに電流を流すことで発光させていましたが、HIDは、高電圧を加えて放電させる高輝度放電ランプです。
このようなことから、高電圧を放電するHIDの熱量が大きいことが想像できるでしょう。
例えば、55Wのバルブを使用しているフォグランプであれば、熱量の少ないHIDなら問題なく使用できます。しかし、アクアにはH16ハロゲンバルブが使用されており、こちらの定格は19Wです。
そ灯具は樹脂を使用しており、HIDを使用するとH16ハロゲンバルブより高温になるので、リフレクターが焼けてしまうトラブルが発生します。
また、HIDキットにもよりますが、純正の19Wを想定したフォグランプ配線を使い、35Wや55WのHIDを取り付ければ、当然配線にもダメージが考えられるので、H16ハロゲンバルブを使用しているアクアのフォグランプは、そのままではHID化はできません。
内藤
島田
内藤
島田
フォグランプにハロゲンバルブを使用しているアクアは、球切れを想定しているので交換方法は取扱説明書にも記載があります。
バルブ交換方法は、交換するフォグランプと反対側にハンドルを切り、タイヤの向きを変えます。例えば、右のフォグランプを交換するならハンドルを左に切ります。
次に、フェンダーライナーと呼ばれるフェンダーの裏側に黒い樹脂カバーがあるので、それをめくります。
すると、フォグランプの裏側が見えるので、後はコネクターをはずしてからバルブを反時計回りに回すと外れます。
取り付けは取り外しと逆の手順で行えば完了です。
LEDバルブを取り付ける場合、ドライバーユニットの取り付けが必要な商品があります。そこで、ジャッキアップしてタイヤを外し、フェンダーライナーを大きくめくって作業すれば楽にできます。
内藤
純正LED仕様は、バルブを交換して明るくすることが不可能です。そのため、ハロゲンフォグランプのように、簡単に明るくするカスタムはできません。
しかし、純正LEDフォグランプユニットを取り外して、すでにカスタムされたフォグランプを取り付けることが可能です。
現在、多くのメーカーから、様々なタイプのフォグランプキットが販売されています。その中にはアクアの純正LEDフォグランプをユニットごと交換できるタイプが多くあります。
人気を集めているのは、純正フォグの色合いが白色なので黄色くするキットや、フォグランプユニット内にイカリングなどのカスタムを施したモデルです。
ただし、フォグランプのカラーを白色や黄色に替えるカスタムであれば、取り付けはそれほど難しくありませんが、イカリングなどがユニット内に取り付けられていると、それらの配線が必要です。
一般的に、フォグランプ内にイカリングなどが取り付けられていても、それらはイルミネーションになるので、点灯させるには別配線でスイッチを取り付ける必要があります。
もし、フォグランプ連動でイカリングなどのイルミネーションが点灯すると、フォグランプの保安基準が適用されてしまい、車検には通らなくなるので注意しましょう。
このほか、ヘッドライトと連動させるのも同じくNGなので注意が必要です。
ただし、スモールランプ連動で、イルミネーションの色が白色でなければ法規では問題ありません。スモールランプ連動で青色のイルミネーションが点灯する純正イルミネーションが多いのも、保安基準ではスモールランプ連動でイルミネーションの点灯や消灯が不可と記載がない為です。
そして、これらのカスタムフォグランプは、純正フォグランプがハロゲン仕様でもLED仕様でも取り付けすることが可能です。年式を注意すれば選ぶのは難しくありません。
内藤
島田
クルマのライト類には、ヘッドライト、ポジションライト、そしてフォグランプがあります。最近はデイライトを装着するクルマもあります。
しかし、ヘッドライトを明るくするとそれぞれの色が異なり、見た目に統一感がありません。
そこで、同じ種類のバルブを取り付ければ色が統一されておしゃれになります。
この写真のように、ヘッドライト内とフォグランプを同じLEDにすることで、フロントのイメージがすっきりします。
最近は、フォグランプに白色が増えていますが、フォグランプといえば黄色が定番という方も多いでしょう。
黄色は、光の波長が長いので水の膜を通り抜けて路面をしっかり照らせるので、悪天候時の視界確保に重宝します。
また、フォグランプを黄色にすることで見た目のインパクトも大きくかわり、フロントのイメージも白とはだいぶ異なるカスタムに仕上がるでしょう。
最近では、黄色と白色を切り替えるLEDも多くあり、日本ライティングからもホワイト×イエロー、ハロゲン色×イエロー、そしてハロゲン色×ホワイト(製造中)の3種類がラインナップされているので、好みに合わせてチョイスするとよいでしょう。
見た目のインパクトを考えるなら、ユニットごと交換する写真のようなアイテムです。様々なユニットが販売されているので、好みに応じて選べば、独創的なフォグランプカスタムが完成します。
昔から定番はイカリングです。ヘッドライトだけでなく、フォグランプユニットに内蔵された商品も最近販売されているのが特徴です。
イカリングをデイライトのように使用すると、日中も自身の存在を周りに知らせるメリットがあります。そして、悪天候になればフォグランプが点灯するので、実用性が高いカスタムです。
このLEDアクセントイルミネーションは、アクアにも設定があったトヨタ純正オプションとして販売していた商品です。
ネットショップで簡単に手に入るので、バンパーを外すことができればDIYでも取り付けできます。明るさというより、見た目を重視したカスタム商品なので、悪天候などの視界をよくしたい場合は、不向きです。
LEDアクセントイルミネーションを取り付けて、フォグランプの機能も欲しいなら、後付けでフォグランプを設置する必要があります。
アクアには、フォグランプ装着車と非装着車があり、基本的にフォグランプが装着されていない状態で販売されています。
フォグランプ付きにするには、新車購入時にオプションで選択する必要があります。しかし、アクアの中古市場は大きく、その中にはフォグランプ無しの車両も多くあります。
フォグランプ非装着車用のフォグランプキットが販売されていることもあり、購入時にオプションで選択しなくても、後付でフォグランプを取り付けることができます。
また、LED仕様、ハロゲン仕様のカプラー形状が同じなためユニットに汎用性があり、カスタムしやすい車両の1台といえるでしょう。
この機会にアクアのフォウグランプをカスタムしてみてはいかがでしょうか。
【アクアオーナーにオススメ記事】