こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
フォグランプは、悪天候時に使用すれば視認性が上がるカスタムパーツとして、古くからクルマに装着され使用されてきました。そのフォグランプも現代ではLED化が進み、明るいLEDフォグランプが市場の大半を占めています。
しかし、そのフォグランプも明るすぎるという周りの意見も多く、これから新しいフォグランプへ進化する時期に来ているともいえるでしょう。そこで、これからフォグランプはどのように変わっていくのか、予想をしてみようと思います。
目次
内藤
先日、日産で電気自動車のアリアの発表があったかと思えば、ホンダからは「Honda e」の発売が決まりましたね。
クルマが進化するということは、当然色んなパーツの進化も止まらないと思いますが、我々ユーザーとしてはアフターパーツのLEDフォグランプがこれからどんな進化を遂げていくのかも気になるじゃないですか。
島田
でも、いくら新型車がすごくても、クルマ好きのユーザーは、人と違ったクルマにカスタムしたいという気持ちは変わらないからね。
当然、LEDフォグランプもそんなユーザーに応える商品がこれからも出てくるはずだよ。
内藤
島田
内藤
島田
フォグランプは、悪天候時などの視界不良時に点灯させるランプですが、現在は本来の使い方というより、どちらかというとドライビングランプのように使用する人がほとんどです。
そのため現在は、多くのアフターパーツで販売されるLEDフォグランプは爆光と呼ばれる商品が多くなっています。
フォグライト変更しました
(HID→LED)
今回は巷で人気な日本ライティングさんにさせて頂きました。
感想はHIDと遜色ないくらい明るいです。また、光害フォグだったのが光害じゃ無くなりました(笑
電動ファンも静かでビックリ(^◇^;)
ほぼ無音でした^ ^
凄くオススメです。 pic.twitter.com/hBj49BDx06— たくえり 金欠戦士 (@takueri406) October 11, 2020
しかし純正を見た場合、アフターパーツで求められる爆光と逆行するかのように、暗いフォグランプや、MAZDAではフォグランプを廃止した新型車を投入するなど、アフターパーツ市場とは異なった方向に純正フォグランプは向かっています。
そんな中アフターパーツで販売される、イエローとホワイトのカラーチェンジタイプのフォグランプと同じ機能を持つバイカラーLEDフォグランプが、トヨタからオプション設定されている車種があります。
自動車メーカーも、フォグランプに対する考え方が異なっていますが、カスタム好きのユーザーからしてみたら、トヨタから純正で2色切り替えフォグランプが登場したのは非常に頼もしい限りで、これから他のメーカーが追従していくことを期待するユーザーも多いことでしょう。
しかし、それとは真逆にMAZDAのようにフォグランプを廃止している自動車メーカーもあるので、もし他のメーカーがフォグランプ廃止に向かうと今後のフォグランプのアフターパーツ市場は、大きく変わることでしょう。
内藤
島田
アフターパーツのLEDフォグランプバルブは、今までの爆光から違う方向に変わることは間違いないね。
やっぱり本来の目的を重視するフォグランプ、そして今の車のデザインを崩さないフォグランプが主流となると思うんだ。
フォグランプは、LED化が進むと一気に白く明るいフォグランプへとシフトしてきました。
しかし、ホワイトカラーのフォグランプは、クルマのヘッドライト、スモールランプとの調和を考えると、バランスが取れていてカッコよく見えますが、本来の悪天候時の視認性を考えたときに、ホワイトカラーのフォグランプは、イエローカラーのフォグランプより視認性が落ちるデメリットがあります。
そして、今では爆光が問題視される意見も聞かれ、配光が乱れ周りに迷惑となる明るい光ではなく、本来の視認性を確保できるイエローLEDバルブに注目が移っていくことでしょう。
とはいっても、今までのよう単色ではなく、2色や3色といった、カラーをチェンジできるLEDバルブが多くなることでしょう。
純正フォグランプには、ハロゲンバルブとLEDフォグランプの2種類がありますが、LEDフォグランプの場合、トヨタ車などではバルブ交換が不可のタイプがあります。
しかし、カスタム好きの方は、それでは納得できない方も多く、ハロゲンユニットを他車から流用して、LEDバルブに換装する手法がとられています。
しかし、元々LEDフォグランプが装着されていたクルマに、わざわざハロゲンユニットを移植してLEDにするのはスマートではありません。これからは、純正デザインのまま、LEDをパワーアップするキットが主流となることでしょう。
内藤
島田
内藤
今までは、明るさだけで選んでいたところがあるじゃないですか。
でも、すでに爆光のイメージは良くない所もあるので、今後どんなフォグランプが流行ると思いますか?
島田
今まではヘッドライトのような明るさを求めるユーザーが非常に多かったのは事実だけど、この状況はそんなにすぐには変わらないと思う。
でも、最近はイエローバルブに注目が集まっているのも事実なんだね。
それは、ネットショッピングなどの書き込みを見てもわかるけど、軒並みイエローバルブには評価が高いことからもわかるよ。
内藤
島田
フォグランプの本来の目的は、悪天候時のドライバーと周りからの視認性の確保です。
しかし、フォグランプは本来の狙いと異なったアクセサリーとして取り付ける人も多く、フォグランプの光り方やフォグランプユニットのデザインも重視されます。
そこで、おしゃれな明るさがこれからのトレンドとなるでしょう。おしゃれな明るさとは、ドライバーに最適な視認性を与え、周りに眩惑するような眩しさがないことです。
また、フォグランプユニット回りのベゼルもカスタム対象となるでしょう。
フォグランプがオプション装備で、オプションを選ばないと本来フォグランプを納める場所はベゼルのみとなるので、そこにフォグランプを納めるとなると、フォグランプユニットと専用のカバーを購入する必要がありました。
しかし、これからはベゼル自体にフォグランプ機能を持たせた商品も出てくることでしょう。
このような商品は、あまり日本では見られませんが、海外ではすでにフォグランプベゼルにLEDを埋め込んだカスタムパーツが多く販売されていいます。
すでに、日本ライティングもリリースしている2色切り替えフォグランプは、これからスタンダードなフォグランプになりそうな予感がします。
それは、前出のトヨタが純正オプション採用していることもあります。
現在、市場には2色切り替えや3色切り替えが販売されており、天候やその時の気分に合わせて色を変えられることが大きなメリットです。
ただし、フォグランプの色は白色もしくは黄色と決まっているので、他の色のカラーチェンジは、車検時に問題となることがあります。
そこで、考えられるのは、カラーチェンジも白色と黄色の色味の違いで種類が変わるカラーチェンジタイプでしょう。
白色と黄色のフォグランプといっても、色味はかなり変えることができるので、メーカーの特徴をいかした、そのメーカーならではのカラーチェンジバルブが数多く出てくると考えられます。
こちらで色々なメーカーの2色切り替えLEDバルブの色を比較していますので、ご参考までに。
内藤
島田
実用性を求める人にもファッション性を求める人にも受け入れられやすいからね。
これから多くの商品が出てくることは間違いないと思うよ。
内藤
島田
仮に取り付けたときに車検場の検査官がどう判断するかだと思う。
内藤
島田
デイライトは、2016年10月にデイライトが解禁され、デイライトを新車装着する車種が増えてきました。それに伴い、フォグランプをデイライトと兼用できるLEDバルブも市場で見かけるようになっています。
実際に、欧州車はフォグランプからデイライト化が進み、デイライトが義務化されていますから、今後はフォグランプをデイライトとして使用するカスタムが増えることも少なからず考えられます。
ただし、保安基準ではデイライトの色は白色で明るさは1,440カンデラ以下と決まっていますが、フォグランプは平成18年から上限が撤廃されています。
そこで、デイライトと兼用とする場合は、光度に注意しなければならないことと、取り付ける高さがフォグランプの下縁で250mm以上なければならないので、車高の低い車でフォグランプが低い位置にある場合はデイライト化できない可能性もあります。
参考:【道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2016.10.07】〈第一節〉第 124 条の 2(昼間走行灯)】
内藤
島田
あと、フォグランプの灯体内にデイライトを組み込んだ製品も少なからず出てきたよ。
内藤
島田
フォグランプは、ハロゲンバルブからHIDに変わり、そして今ではLEDが主流となり、白く明るいフォグランプが今までユーザーには支持されてきました。
しかしこれからのLEDフォグランプは、バルブ交換タイプではなくなることも大きく予想されます。そのため、今まで純正LEDフォグランプを交換する場合、灯体をハロゲン用に交換してLED化していました。
しかし、これからは、純正デザインを大切にした、灯体はそのままにLEDを交換できるタイプが主流となることも予想されるでしょう。
そして、配光が出ていない迷惑な爆光は今後求められなくなり、本来の機能を発揮させるタイプ(ドライバーに最適な視認性を与え、周りに眩惑するような眩しさがないこと)の進化が進むことでしょう。