こんにちは。
日本ライティングの内藤です。
ドライブレコーダーを購入する際は、どのような項目をチェックしますか。
フロントカメラや前後カメラ、全方位など、カメラの種類を気にする必要もありますね。他にも駐車監視機能といった、性能や機能を気にする事もあるでしょう。
では画素数を気にする事はありますか。
ドライブレコーダーの役割は、記録した映像を確認する事ができて、初めて機能を全うした事になりますね。逆に、せっかく映像を記録できても映像が見にくかったり、ぼやけていたりしたらどうでしょう。せっかくの記録映像が台無しですよね。
今回はそんな、映像を確認する為に重要な要素である「画素数」について紹介します。この記事では、画素数に加えて、鮮明な映像を残す為にチェックすべき事が分かるようになりますから、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
内藤
島田
内藤
島田
デジタル映像というのは、カメラが捉えた被写体を小さな点の集合によって表示したものです。
今皆さんが見ているパソコン上の文字も、スマホの文字も、全てが点の集まりによって、文字を形成しています。そしてその点の事を「画素=ピクセル」と言います。
よくドライブレコーダーに有効画素数200万画素などと表記されていますが、これは一つの画像、映像の中に200万個の画素(ピクセル)がある事を指しています。
当然、使用されている画素が多いほど映像は鮮明に映り、少ないほど映像は荒くなります。
画素数と似た言葉で、「解像度」があります。
解像度というのは、単位長さ当たりにどれだけの画素(ピクセル)が存在するかを表しています。単位は、dpi(dots per inch(ドット・パー・インチ))やppi(pixel per inch(ピクセル・パー・インチ))で表示されます。
例えば100ppiの場合はこのようになります。
このように画素数とは単なる画素(ピクセル)の数の事で、解像度とは1インチ当たりの画素(ピクセル)の数という事で、似て非なるものなのです。解像度が大きいという事は、より多くの画素数が入っている事になり為、映像がなめらかに映ります。
しかしモニターの画素数の事を、解像度と表記する場合があります。例えば、フルハイビジョン(Full HD)は、横に1920個の画素(ピクセル)が配列され、縦には1080個の画素(ピクセル)が配列されています。
Full HDをよく1920×1080と表記しますが、画素の配列を表しているという事ですね。ちなみにこれを掛け合わせると、約200万画素になります。
結果的にこの場合における解像度とは、ほぼ画素数と同じ意味となります。よってドライブレコーダーを検討する場合は、画素数をチェックしておけば良いでしょう。
内藤
島田
大事なのはドラレコの機能を発揮する為の画素数を知る事だね。
内藤
ドライブレコーダーは、万が一の映像を記録し、客観的な事実を確認する為に用いるものです。よって映像が鮮明になればなるほど、相手車両や相手の表情などをしっかりと捕える事ができるようになります。
つまり結果から言うと、画素数が高いに越した事はないのです。
ただ画素数が高いという事は、それだけ映像データの容量が大きくなる為、SDカードの容量を圧迫する事になります。緊急時に録画された映像データは基本的に消去されない保護されたファイルに記録される為、フォーマットの頻度が短くなる事に繋がります。
このように画素数と記録時間は逆の相関関係がありますので、ただ単に画素数が高ければ良いというわけではないのです。
ドライブレコーダーのパッケージに、フルHDや4Kといった記載がある事もあります。解像度の表記ですが、画素数とほぼ同じ意味で考えてもらって結構です。下にいくつか例を載せておきます。
内藤
島田
まず初めにドライブレコーダーを取り付ける目的が何なのかを明確にする必要があります。例えば、走行の思い出やドライビング風景をきれいに残したいと思う場合はどうでしょう。
この場合は、4Kといった画素数が圧倒的に高いドライブレコーダーを選ぶべきです。しかし多くの方の取り付け目的は、万が一の映像記録ですよね。特に最近ではあおり運転の被害が社会現象にもなっている為、相手車両のナンバープレートは確認したいところです。
ドライブレコーダーのパッケージの多くには、ナンバープレートがどう映るかが記載されています。明確に何画素数以上が必要とお伝えする事はできませんが、最低でもハイビジョン以上の画素数は欲しいところです。
ドライブレコーダーにとって、撮影環境は刻々と変化します。特に顕著に表れるのが、昼間と夜間の違いです。昼間は周囲が明るい分、撮影した映像が確認しづらいといった事は少ないです。しかし夜間は、周辺の明るさによっては確認しづらい場合もあります。
昼夜で見え方にどの程度違いがあるのかは、事前にチェックしておく事をお勧めします。パッケージなどで、夜間走行の見え方が紹介されていたり、公式ホームページで映像が提供されていたりする事もあります。
他にもトンネル内から外に出た時など、明るさが極端に異なる場所では、映像が白飛びする恐れがあります。走行している自動車はこのような環境変化もよく起きますので、WDR機能を搭載した商品を選ぶ事をお勧めします。
WRD機能とは、白飛びを抑える機能です。
内藤
島田
内藤
ドライブレコーダーは、万が一の際に記録を残す重要なカー用品です。その機能を全うする為にも、最低でもハイビジョン以上の画質は欲しいところです。HDは1280×720で構成される為、画素数で表すと約92万画素です。つまり100万画素以上の性能は欲しいですね。
最近ではフルHD、約200万画素のカメラが主流となっていますので、よほど価格の安い商品でなければ大丈夫でしょう。
画素数というのは、カメラによって異なります。よって前後方2カメラタイプは注意が必要です。フロントカメラだけではなく、リヤカメラも併せて画素数をチェックするようにしましょう。商品によっては、フロントカメラの性能とリヤカメラの性能が大きく異なる事もあります。
この場合は性能の高いリヤカメラを選んだり、必要に応じてフロントカメラを前後で配置したりする事も考えましょう。
ドライブレコーダーは、メーカーや搭載されている機能によって、価格帯にバラつきがあります。よってこの画素数の場合はいくらとお伝えする事はできません。
しかし画素数が上がるという事は、カメラの性能が良い事を意味しますので、相対的に価格が上昇します。安いからという理由だけでは、カメラの性能が足りない場合がありますので、しっかりと確認するようにしましょう。
いかがでしたか。
今回はドライブレコーダーの画素数について紹介させていただきました。
ドライブレコーダーはあれば良いというものではなく、その映像が確認できて本来の性能が全うできます。単に安い商品を選ぶ事は避け、しっかりと確認して、あなたに合った商品を選べるようにしましょう。