こんにちは。
日本ライティング内藤です。
ご自身の愛車へはドライブレコーダーの搭載はお済でしょうか。昨今では、道路上を取り巻く様々な問題を、客観的事実として記録してくれるドライブレコーダー。
その需要が拡大している事は、皆さんご存じの通りかと思います。
ドライブレコーダーの登場は、元々事業用自動車への安全意識向上や事故時の映像を確認する目的として登場しました。
しかし最近では、あおり運転や車上荒らしといった、悪質な犯行を記録する目的に変わりつつあります。
特に最近のドライブレコーダーは、常時録画は当たり前のように搭載されており、新車購入時の取り付け率もかなり高いです。
皆さまの愛車にも搭載している方も多いかと思います。では、二輪自動車やトラックといった車両はどうでしょう。
バイクを日常から使用する方もいるかもしれません。もしかすると、日々トラックを運転する方もいるかもしれません。
日々ニュースで放送される映像は、そのほとんどが乗用車用のドライブレコーダーであり、バイク用やトラックの話題はあまり聞きませんよね。
そこで今回は、バイクやトラックへドライブレコーダーの備えが必要な理由や、乗用車用のドライブレコーダーと比較して注意すべきポイントを解説します。
目次
内藤
島田
ただ、バイクであってもトラックであっても形状もサイズも乗用車と大きく異なるから、それぞれの目的もまた、若干異なるかな。
ここ数年、ドライブレコーダーの需要は格段に伸びております。カー用品店やネットショップにもかなりの品数が並んでいます。
それだけ、ドライブレコーダーを必要としている理由としては、あおり運転といった悪質な犯行を記録する目的が高いです。
そして、同じ公道を走行するバイクやトラックも同じようにあおり運転の危険性が潜んでいます。しかしこの両者には、その目的以上に考えなければならない事も存在しています。
まずはバイクですが、身一つで走行している為、万が一事故を起こした場合は、乗用車以上に生命の危機が高まります。
引用元:警視庁HP
こちらは警視庁が発表した死亡事故の割合を記していますが、二輪車の死亡が、令和元年中で510名でした。四輪車と比べると半数ですが、二輪車と四輪車の保有台数でみると驚くべき数値となります。
令和元年の自動車保有台数を確認すると、乗用車の保有台数が約6200万台に比べて、二輪車の保有台数は360万台。
なんと二輪車は乗用車の17分の1台しか走行していない事になります。それでいて死亡事故が約半数。
つまり、バイクなどの二輪車は一度事故が発生すると、死亡事故に発展する危険性があるのです。そう考えると、バイクに搭載されるドライブレコーダーは、万が一の事故をしっかりと記録する為にも、搭載すべきカー用品なのです。
次にトラックですが、サイズが大きい分、搭乗者自身が死亡する危険性は低いですが、逆に相手を死傷させる危険性を秘めています。
引用元:全国トラック協会
こちらは令和2年の6月までにおけるトラックによる死亡事故件数とその内訳です。これを確認すると、やはり車両のサイズが大きくなるにつれて死亡する割合が大きくなる事が分かります。
特に目を引くのが、横断歩道での巻き込み事故です。トラックはサイズが大きい分、内輪差が生じますので、周辺状況を捉える為にも、ドライブレコーダーの搭載が必要ですね。
内藤
島田
そして、バイクは自身の為に、トラックなど大型車は相手の為に取り付けをしてほしい機器だね。
内藤
島田
まずはバイク用のドライブレコーダーを選ぶ際に注意したいポイントは、防塵と防水です。乗用車用のドライブレコーダーは、車内に搭載されている為、防塵や防水といった機能はほとんど意識する必要はありません。
それに比べてバイク用は、常に雨風にさらされており、埃にまみれやすい環境下での使用が要求されます。この性能ですが、IPコードを確認する事で性能が分かります。
一般的に、55以上の商品が良いとされております。ちなみにIPX〇のようにエックス表示されている場合は、その性能を有していないという意味ですので、どちらにも数値が記載されている商品を購入される事をお勧めします。
次に搭載方法ですが、バイクの場合は乗用車のように車体に固定するタイプとヘルメットに固定するタイプがあります。
どちらに関してもメリット、デメリットが存在する為、自分の好みの方を検討してください。
こちらは乗用車と同じように車体に固定するタイプで、前後カメラを有しているのが主流となっています。商品によっては、モニターが搭載されているタイプもあり、乗用車のような感覚で操作ができます。
●メリット
●デメリット
こちらは乗用車では存在しないタイプのドライブレコーダーになります。カメラ自体をヘルメットに固定し映像を記録するタイプで、カメラと本体が一体となっているタイプと、カメラのみヘルメットに装着し、本体は車体に取り付ける別体式があります。
●メリット
●デメリット
先ほどのタイプ別でも紹介しましたが、バイク用のドライブレコーダーは、内蔵式のバッテリーで作動するか、バイクのバッテリーに繋ぐのかが、商品によって分かれます。
バッテリー内蔵型は、長時間録画ができない事や充電が必要なケースがある反面、配線の取り回しが必要なく、取付けが簡単な事がメリットです。
逆にバイク用のバッテリーから電源を取るタイプはその逆の特徴を有します。自分の好みに応じて使い分けをする必要がありますね。
バイク用のドライブレコーダーは、車体に取り付けると、どうしても場所の確保が必要となります。その為モニターレスにして本体を小型にし、映像をWi-Fi経由でスマホ画面に出力できるタイプも人気です。
内藤
島田
内藤
島田
トラックにドライブレコーダーなどの電装品を装着する際に、一番気を付けなければいけないポイントは電圧(ボルト:V)です。
車に搭載されている車載バッテリーですが、乗用車の場合は12Vとなっています。しかし、トラック用のバッテリーは、その倍の24Vである事が多いです。
ドライブレコーダーによっては12V専用の商品もありますので注意すべきポイントとなります。
トラックの場合、荷室の影響により車両後方を確認しにくい特徴を持ち合わせています。その為、ドライブレコーダーを選ぶ際は、リヤカメラによって後方映像を出力できる、ミラー型を選ぶのがお勧めです。
ミラー型は、ドライブレコーダーの機能を有しているだけでなく、後方映像をデジタルインナーミラーとしてリアルタイムに出力してくれるタイプが存在します。
この機能を使用する事で、走行中の後方映像を確認する事ができるのです。
トラックを個人で使用するという事はあまりなく、大型になればなるほど、それは事業用として使用している社用車であると思われます。
その際は、通信利用型のドライブレコーダーを使用する事もお勧めです。
通信利用型ドライブレコーダーはネットサーバーを経由し、運行状況をリアルタイムで確認できます。
危険運転を瞬時に察知し警報を鳴らしたり、ドライバーの運転の傾向を収集し、安全運転への啓発に使えたりと、本来の能力にプラスして、事故を未然に防ぐ能力が追加されているのが最大の特徴になります。
事業用の場合は、事故一つでブランドイメージが下がったり、社会的制裁があったりする為、事故を未然に防ぐ事が大切となります。その事を考えても、ぜひとも検討して頂きたい商品ですね。
いかがでしたか。
今回は、バイクとトラックに関するドライブレコーダーのお話をさせて頂きました。バイクの場合は、防塵、防水対策をしっかりとした専用のドライブレコーダーを。
トラックの場合は、電圧の違いに注意し、死角を補ってくれるドライブレコーダーや、通信型で事故を未然に防いでくれる機能があるものを。
バイクは自分の安全の為に、トラックは周囲の安全の為に、乗用車と同じようにもっと普及していってほしいですね。