ガラスコーティングは洗車で落ちるって本当？【コーティングQ&A】
こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティング施工後の洗車について、以下の質問を掲示板でされている方がいらっしゃいましたので回答します。
Q：ガラスコーティングって洗車したら落ちますか？
島田
内藤
島田
内藤
島田
仕組みが分かれば洗車で落ちないことを理解できるはず。
それでは密着の仕組みについて解説するよ。
ガラスコーティングが洗車で落ちない理由
かつて、車のコーティングと言えばワックスが主流でした。しかし、ワックスは塗装表面に乗っているだけなので、雨が降ると流れ出し、洗車方法によっては1回で落ちてしまうこともあります。
そこで考え出されたのが、ポリマーコーティングと呼ばれるワックスより長持ちするコーティングです。
このポリマーコーティングから科学の力を使った密着が行われています。主に密着させる方法は、塗膜にある微細な凸凹にアンカーを打ち込むようにして固定しています。これが多くのポリマーコーティングや簡易コーティングの密着方法です。
そして、さらに密着度を上げたのが現在主流となっているガラスコーティングです。こちらは、施工後完全硬化すると、塗膜と化学結合して強固に結びき、通常の洗車程度では簡単に剥がれることはありません。
しかし、ガラスコーティングは塗布してから完全硬化まで時間がかかります。その間は塗膜に完全に密着していないので、洗車時に強く擦るとキズが付いたり、剥がれるコーティング剤もあるので注意が必要でしょう。
内藤
島田
だから一度結合したら簡単に剥がれないよ。
洗車で落ちるガラスコーティングの状態とは
内藤
島田
内藤
島田
あと、施工後すぐに洗車するのも問題になる。これらについて詳しく解説するよ。
ガラスコーティングは、通常の洗車では落ちないほど強固に塗膜と結合しています。しかし、物理的に研磨などを加えると剥がれる場合があります。
※研磨剤など洗車では使用しないと言う方もいると思いますが、洗車に使用するカーシャンプーの中には研磨剤が含まれる商品もあるので注意が必要です。
関連記事：ガラスコーティングとは？メリット・デメリットや施工の注意点を解説
ガラスコーティング剤には大きく分けてシロキサン系とポリシラザン系の2種類があります。この2つの大きな違いは密着性と密度であり、ポリシラザン系のほうが上です。
つまり、水垢落とし剤に使用される超微粒タイプのコンパウンドでもシロキサン系は剥がれてしまう可能性があります。
ただ、ポリシラザン系は密度が高く強固に密着している被膜なので水垢落とし剤に含まれるコンパウンドでは剥がれる可能性は少ないでしょう。
※使用される水垢落とし剤の成分によっては、弱酸性洗剤を使用して無機汚れの水垢を分解する商品があります。イオンデポジットは落ちますが、同時にガラス被膜を分解して剥してしまう恐れがあるので使用は避けたほうが良いでしょう。
このほか、洗車機も種類によっては使用しない方が良いでしょう。
洗車機は、高速回転するブラシによりボディを洗車しますが、高速回転する洗車ブラシでガラス被膜を傷つけて剥す恐れがあります。
ガラスコーティングは、防汚性に優れたコーティングなので、汚れが付着しても水洗いで簡単に洗い流せますから、特にカーシャンプーを使用しなくてもキレイな状態を保てます。
もしどうしてもカーシャンプーを使用したいのであればコーティング施工車専用品を選ぶか、中性タイプのカーシャンプーを使用するようにします。
また、ガラスコーティングを施工してすぐは水濡れ禁止になっています。各メーカーが指定する時間を経過すれば雨に濡れても問題ありませんから洗車も普通にできると思う方も少なくありません。
しかし、水に濡れても問題なくなる時期は、表面だけ硬化しているだけなので完全硬化していません。
つまり、水に濡れても問題ありませんが、塗膜と強固に密着できていないコーティング剤もあるので、完全硬化するまで洗車は水洗いで丁寧に行わないと落ちてしまう恐れがあります。
内藤
島田
まあ、水洗いでも素早くキレイになるから、特にカーシャンプーは必要ないともいえるけどね。
そこでおススメなのは、日本ライティングが販売するゼウスクリアだね。
施工後、完全硬化までは1カ月程度かかるけど、1週間後には通常の洗車が可能になる。
あと、ポリシラザンのガラスコーティングだから密着性が良く、高密度だから洗車で簡単に剥がれることは無いからおすすめだよ。
この記事に関連するタグ
関連記事
