こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティング施工車の洗車に関して、以下の質問を掲示板でされている方がいらっしゃいましたので回答します。
Q:ガラスコーティングに酸性ケミカルを使用しても安全でしょうか。手軽に手に入るので使用しても問題ないでしょうか。
島田
トイレも酸性の洗剤を使用すると尿石などの汚れが除去できるから、ガラス被膜に付着した頑固な汚れにも使いたくなるのもわかる。
内藤
特に、サンポールは10円玉を見違えるようにきれいにするから、かなりの洗浄力と察しが付きます。
島田
だから、車のイオンデポジットも落ちる。でも酸性の洗剤は注意が必要だよ。その辺を解説するよ。
洗剤には酸性、中性洗剤、アルカリ性洗剤がありますが、もっとも攻撃性が低いのは中性洗剤です。そして、酸性洗剤はアルカリ汚れに強く、アルカリ性の洗剤は油性の汚れを落とします。
アルカリ性の汚れとは、ミネラル成分の固まった汚れです。水道水や雨水に含まれるカルシウムやマグネシウムと言ったミネラルが固着する水ジミ汚れが有名です。
これらの汚れは、一般的に磨いて落とすしかありませんが、酸性の洗剤で溶かして落とすことも可能です。
しかし、ガラスコーティングを施工した車に酸性の洗剤を使用すると、ガラス被膜を剥がしてしまいます。
酸性洗剤を使用するときに特に注意しなければならないのがフッ化水素酸を含む水垢取りを使用しないことです。
一般的にガラスは硫酸などでは溶け出すことはありませんが、フッ化水素酸はガラスを溶かす性質があるのでガラス加工にも使用されます。
そのため、ガラスコーティング施工車に使用すると、ガラス被膜を溶かす可能性が高くなります。
シラザン50を用いていなかの洗車屋さんが検証していただきました。
内藤
島田
内藤
島田
ガラスコーティングを施工したら、洗車が楽になりますが、汚れが全く付着しないわけではありません。
また、汚れを付着したまま長期間放置すると、どんなに防汚性に優れていても汚れが固着する場合もあります。
そこで、ガラスコーティングの理想的なメンテナンスは、雨の日に走行したら出来るだけ早く水洗いすることです。
ガラスコーティングは、防汚性に優れているので、水洗いでも簡単に汚れが落ちるでしょう。
汚れ落としにどうしても洗剤を使用したい場合は、ガラスコーティング施工車専用のカーシャンプーがおすすめです。
手に入らないことは最近ないと思いますが、もしなければ中性洗剤で洗うと安心です。
そして、ガラスコーティングメーカー指定の期間で、メンテナンス剤でメンテナンスすることをお勧めします。
ガラスコーティングは、無機質なので無機汚れとなる水ジミを寄せ付けるので、それを回避するためにトップコートをしているコーティングが殆どです。
トップコートは有機質なので、無機質のガラス被膜より長持ちしませんから、一定のサイクルでトップコートを復活させる必要があります。
もし、トップコートが無くなるとガラス被膜がむき出しになり、無機汚れの水ジミの付着を許してしまうでしょう。
内藤
島田
長くツヤと水弾き性能を維持したければ、定期的なメンテナンスが欠かせないと言う事。
そしてメンテナンスすれば、強い洗剤を使用する必要もないと言うことだね。