こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
未塗装樹脂に使用できるコーティング剤は様々ありますが、塗って拭き取るだけで黒いツヤが戻るので重宝するオーナー様も多いと思います。
でも、拭き上げると黒さが無くなる場合もあります。以下のようなアドバイスを求める質問がありましたので、回答します。
バイクに使える未塗装樹脂コーティング剤ついて。塗って拭き上げるとあまり黒くならないのですが、拭き上げなくても良いのでしょうか?また、コツやワンポイントありましたらアドバイスお願い致します。」
軽トラマニア小泉
どんな状態にしたいのかによっても変わってくると思う。
内藤
軽トラマニア小泉
そうでなければ、商品の効果を十分に発揮できない。でも商品パッケージにどんなことが書いてあるかにも注目すべきかな。
その辺を踏まえて黒くする方法を解説するよ。
質問には、「拭き取りするとあまり黒くない。拭き上げしなくてもよいのでしょうか」とありますが、拭き上げしない場合、埃が付着して見映えが悪くなるほか、商品によってはシミやムラの原因になります。
拭き上げる必要がある場合はその指示に従いましょう。
未塗装樹脂パーツに黒さが無くなる原因は汚れや劣化です。汚れはシボ模様と呼ばれる小さな凸凹にこびりついて取れなくなり黒いツヤがなくなります。
劣化は太陽の紫外線や雨、汚れなどにより未塗装樹脂に目に見えないクラックが無数に入り、そこに光が乱反射することで白化が起きます。
黒さを戻すには汚れを十分に落として、クラックが埋まれば黒く新車のようなツヤが戻りますから、施工前の下準備が非常に重要です。
では、なぜ「ふき取り前は黒いのに、ふき取り後は白くなるのか」の原因ですが、汚れにコーティング剤が付着していると、汚れは目立たなくなります。しかし、乾くと汚れの白さが目立つようになります。
未塗装樹脂の汚れは、カーシャンプーを使用すれば表面の汚れは落ちますが、時間と共にシボ模様の凸凹に汚れが蓄積し、通常のカーシャンプーでは落ちなくなります。
そこで、凸凹に付着した汚れを効率よく落とす道具を使用しましょう。
汚れ落としに発揮する道具は、新品の「かため」の歯ブラシです。新品が良い理由は、毛先がシボ模様の凸凹に密着して汚れを掻き出しやすいからです。
使用方法は、出来るだけ優しく毛先を使用するようにしますが、力の入れ具合は自分の歯を磨くときと同じ加圧で行うと余計なキズを付ける心配がありません。
そのあと、脱脂剤でキレイに脱脂してから、説明書に記載してある方法でコーティング剤を塗布します。
また、多数の深いクラックがある場合は、コーティング剤を塗布して拭き上げると、クラックが完全に埋まらずにまた乱反射して白く見えます。
そこで、塗って拭き取りして黒くならなければ、その作業を繰り返します。時間を置かずに繰り返し塗布と拭き取りを繰り返すと黒くなってきます。
ただし商品によっては、注意書きに塗り重ねを禁止している場合もあるので、その場合はその時事に従いましょう。
もう一つ、黒さには商品によって再現度が異なります。
自然な黒さを売りにしている商品から、黒く濡れたようなツヤを出す商品まで様々なので、商品を選ぶ際にどの程度のツヤが欲しいのか最初にイメージしてから商品選びが重要でしょう。
内藤
軽トラマニア小泉
とにかく未塗装樹脂を復活させるには、汚れ落としがとても重要だよ。
内藤
軽トラマニア小泉
でも、昔からあるアーマーオールのような艶出し保護剤は、コーティング剤より黒くツヤを出すんだよね。
それは新車に未塗装樹脂に塗っても違いが出るほどだよ。だから、どの程度のツヤが欲しいのかも重要だけど、人気は自然な黒さに集まっている気がするんだよね。
内藤
軽トラマニア小泉
その効果が数か月から長くて1年なんだ。
でも日本ライティングの樹脂コートなら未塗装樹脂の黒さを復活させ、しかも3年長持ちする。
内藤
軽トラマニア小泉
でも汚れをしっかり落としてから施工しないと効果は半減するからね。
内藤