こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
特に夏は、ボディに付着した虫の死骸の掃除に苦労しますよね。夜間の高速道路を走行した時はかなり付着するので見るのも嫌になります。
このような悩みを質問掲示板でされている方がいらっしゃいました。
「バンパーやフロントガラスの虫の死骸の付着。田舎で夜の山道や高速道路を毎日運転します。洗車は好きで1~2週間に1回洗車するのですがなかなか取れなくて困っています。
クリーナーも使っていますが何回も擦らないと取れないし、取りきれないので傷やダメージが心配になってきました。毎晩拭き取りするのも大変なので、吹き掛けるだけで拭き取り不要なクリーナーを探しているのですがそんな商品ないでしょうか?
検索しても出てこないのは見付けられないのか発売していないのか・・・。 またオススメなクリーナーや方法等もあれば教えて欲しいです。」
島田
こびりついて直ぐに対応すれば比較的簡単に落とせるけど、時間が経つとかなり強力にこびりつくから困る。忙しいとなかなか虫落としもできないしね。
内藤
何かいい商品ないでしょうかね。
島田
あるとすれば、かなり強力で塗装表面にもダメージを与える可能性がある。これらを含めて解説するよ。
虫の死骸はすぐに水洗いしなければ固まり、落ちにくくなります。この原因は、虫の成分であるたんぱく質が大きく関係しています。
たんぱく質は、熱により固まることをご存じの方も多いでしょう。身近なものでは卵が良い例で、調理すると固まります。
つまり、虫の死骸もクルマのフロントガラスなどで潰れていると、成分のたんぱく質が次第に固まって強固に固着します。
そこで虫の死骸を落とすためには、たんぱく質を溶かす成分の弱アルカリ性洗剤を使用するのが一般的です。
例えば、衣類洗剤でたんぱく質汚れを専門に落とす商品は弱アルカリ性と成分表示されており、一般的に酸素系漂白剤などを使用します。
しかし、クルマにそのような洗剤を使用すると、ボディにダメージを与える恐れがあるので、市販のスプレーを使用します。
虫の死骸落としスプレーは、吹きかけてから数分時間をおいて軽くこする商品がほとんどなので、質問の中の擦らないという事には当てはまりません。
ただし、方法を考えれば擦らずに落とすことができます。それは、テッシュなどに虫の死骸落としスプレーをかけ、対象部分に貼り付けて放置します。つまり、薬剤を虫の死骸の奥まで浸透させて浮かせるということです。
こうすることで、吹きかけて放置するより虫の死骸を落としやすくなります。
実際にボディやナンバープレートに付着した虫の死骸汚れをこの方法で除去した動画を撮影しております。合わせてご確認ください。
内藤
島田
長く放置しすぎると塗装にシミを作りかねない。だから使用後はよく水洗いする事だね。
内藤
島田
特に日本ライティングのゼウスクリアはコーティング膜の表面にメチル基が形成されますのでタンパク質の付着が抑えられるよ。
同時に撥水効果も生まれるから汚れも付きにくくなる。
コーティングしておけば、比較的簡単に落とせるよ。
実際に検証しています。よろしければ、こちらの記事もご確認ください。
内藤